第4回林家きよ彦独演会

2022年11月11日

さっさとやるべきだったんだけど忙しくて。2022年11月11日に第4回林家きよ彦独演会が日本橋社会教育会館ホールで行われました。師匠の林家彦いち師匠も来られ「師匠参観日」と銘打たれました。



日本橋を刺繍した高価な緞帳

ここは早稲田大学長唄研究会OB会が開かれるので年に数回行きます。コロナ以前の話ですが。



『過払い記憶』は斬新だった。どうやったらこんな新作落語がつくれるのか。あの人の頭の中はどうなっているのか。発想が柔軟というか……。感心してもうた。

「ノンフィクション落語」というジャンルを彦いち一門は確立しており、きよ彦さんが披露したのは『年の差恋愛編』。これはもう事実は小説より奇なりというか。彦いち師匠は鶴瓶師匠から聞いたらしいけど「ほんまのことゆわなあかん」と。「うそはお客さん、見抜きよる」とのこと。そういえば私も落語の前にマクラを振りますが「本当の話」ほどウケる。

しかしびっくりしたのは彦いち師匠の「ノンフィクション落語」『長島の満月』。めっちゃおもろい。力の入った高座。「弟子に負けるか」みたいな。めっちゃ気合い入ってんねん。ネットで見ておもしろい人だと思ってたけど生で見ると最高。

トリの『釣女その後』は歌舞伎『釣女(つりおんな)』の「その後」を落語にしてくれという仕事にこたえた一作。これはね、ほろりとさせられる。人情噺。奥さんを大事にしようと思う。この日のお客様もお互いの同居人や恋人を大事にしようと感じて帰られたのではと想像する。

さて、落語を聴いたあとは酒。なんだけど人形町で行きつけの焼鳥屋がつぶれてた。コロナの仕業やな。仕方がないので古い趣のある蕎麦屋に入った。



漬物で腹いっぱいになった。(笑)

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第5回林家きよ彦独演会
2023年2月15日(水)
日暮里サニーホールコンサートサロン
開場18:30 開演19:00

とにかくきよ彦はおもろい。俺なんか大口あけて笑いっぱなし。

さ、俺も新作落語かこ。
 

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