くまモンの子どもをフィリピンから呼ぼう

Illegitimate child Eligibility of Long Term Visa

「くまモン」というのはあだ名です。当時30才ぐらいのフィリピン人女性です。ある月刊誌で「くまモン」とやったらフェミニストの女性編集者から「女性を体型でくまモンとか言うのはいかがなものか」とクレームがつきました。しかしくまモンはかわいいので別にかまわないと思います。

 

フィリピン人というのは歴史的に混血なんですが、主にスペイン系、アメリカ系、中国系、日系の混血です。くまモンは中国系の血が強いようです。

 

日本人男性と日本で結婚して永住者となったのですが、お互いに相談して「二人の今後のために別れよう」となりました。そしてくまモンはフィリピンに一時帰国し、あるフィリピン人男性との間に子どもを妊娠し出産しました。それから日本に戻って来て私のところに相談に来ました。子ども(男の子でした)を日本に呼び寄せたいと。

 

この場合、くまモンは永住者ですが「永住者の配偶者等」(実子・嫡出子及び認知された非嫡出子も含む・養子はダメ~審査要領/法律ではない!~・くまモンは女性なので母子関係は明らか)では呼べません。「永住者の配偶者等」における「子」は「日本で生まれる」ことが必要なのです。この点、「日本人の配偶者等」における「子」と大きく区別(差別?)されています。「日本人の子は日本人じゃないの?」と思う方もおられるでしょうが、さまざまな理由で日本人になることができなかった子どもが、フィリピンが特にそうですが世の中にはたくさんおられるのです。

 

じゃあ何のビザで呼ぶか。「定住者」です。告示六号。

 

問題はくまモンの扶養能力。日本に住むところといったら都内の外国人が多く住むエリアに60代の日本人のおじさんと「同棲」してるんです。そしておじさんからお小遣いをもらう。どういうサービスをしていたのか聞いてないから知りませんが説得してやめさせました。

 

そして千葉県の片田舎に一緒について行ってやりワンルームのマンションを借りました。外国人が部屋を借りるのは難しいのですが、永住者の場合はわりと簡単です。保証人は金を払って保証会社に頼みました。私は連絡先として住所氏名電話番号を不動産屋さんに渡しました。

 

仕事を都内でみつけたのですが最低賃金を大幅に下回っていました。持ち帰りの内職は無給。それでもなんとか頑張って少ないけど一定の収入実績を作りました。いろいろ苦労したのですがなんとかかんとか認定証明書がおりました。

 

従姉妹が成田空港までフィリピンから息子をバギーに乗せて来るのですが、くまモンのなんとも嬉しそうなこと。しっぽふって喜んでました。

 

そのあと従姉妹とくまモンと一緒にファミレスで食事しビールを飲みました。そしていろんな話をしました。いい仕事をすると気持ちいいです。





写真は東京都葛飾区新小岩(江戸川区との区界)にある喫茶「みまつ」のミックスサンド。新小岩のフィリピン人の顧客が多い時期があり、自転車でよく新小岩に行きました。帰りに必ず寄るのが「みまつ」。おばあちゃん、元気かなあ。
 

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