第11回なぎさ和楽苑落語動画撮影

上方落語『花筏』と『写真紙芝居(紫陽花・海・湖)』


おまたせしました!2023年7月8日(土)午後3時30分よりなぎさ和楽苑で「第11回落語&写真紙芝居」の動画撮影会がありました。出席者は和楽苑の介護福祉士、中村さん(男性)と私(倭朗亭亭和楽)、私の妻(和朗亭なぎさ)、そして江戸川総合人生大学の同期生であり江戸川アリスの会の仲間である難波さん(女性)です。



演じているのは上方落語『花筏』です。この日は令和5年名古屋場所の初日を明日に控えた日。7月であることと相撲ということで浴衣で演じました。浴衣は岡山県笠岡市出身で和裁が得意だった妻の母方の祖母が私のために仕立ててくれました。生地は「土佐ノ海」。

この落語、三代目桂小春團治師匠のものをNHKの『日本の話芸』で見て覚えようと思いました。小春團治師匠のものはYouTubeにないので六代目笑福亭松喬(しょきょう)師匠(故人)のもので覚えました。最近の私の芸風はかつての機関銃のような早口でまくしたてる口調からじっくりねっとりとお年寄りにもわかりやすい口調に変わってきました。六代目笑福亭松鶴(四天王のリーダー)の影響だと思います。前回の『貧乏花見』あたりからそうなりました。一言、一言、確認しながらしゃべるんです。



これは稽古風景。またちゃんとしたやつを上げるつもりです。



これは和楽苑名物「写真紙芝居」。アニマルボイスさんから使用許諾をいただいた写真をもとに妻が解説を考え、クイズを入れたりした「カンペ」がB5の紙で裏に書かれています。問題は「ここは拓(私のこと)が適当にしゃべる」とかいうのがやたら多いこと。今回は「紫陽花・海・湖(うみ)」というテーマで30分以上にわたる大作となりました。私は足がしびれてしびれて。

最初は「海」だけだったんです。ところがアニマルボイスさんが送って来た写真に「湖」が多く。これがまたいい写真で。是非使おうと。あと和楽苑で育てている紫陽花が見ごろなので「変わった種類の紫陽花」をリクエストしました。

また、『花筏』というのは落語における大関の名前なんですが、もとは「ハナイカダ」という植物(木)の名前で。アニマルボイスさんがブログで偶然、ハナイカダを取り上げていたので「その写真、使わせてください」と。落語の前のマクラで使いました。

ブログ「アニマルボイス」より
https://animalvoice.blog.ss-blog.jp/2023-06-20

葉っぱの真ん中の「ぽちっ」としたのを船頭に見立て「ハナイカダ」と命名されたという説が有力なようです。
 

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